ブログ!(徒然日記)

2026-08-22 23:03:00

御両家、顔合わせのお食事会

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これからの2人を暖かく見守るご両親

こんにちは。19HITOYASUMI 戸出店の山崎です。

今日は、ご両家の顔合わせのお食事会でご予約をいただいていました。

朝、予約表を見て「今日は顔合わせか」と思ったとき、正直に言うと、いつもより少しだけ緊張しました。お祝いの席はいろいろありますけれど、顔合わせって、ちょっと特別なんです。まだ何も始まっていない、けれどこれから確かに何かが始まる。そういう日だからだと思います。

お店の空気が、少しずつほどけていく

お越しになったのは、これからご結婚されるお二人と、それぞれのご両親。

最初はやっぱり、ちょっと硬いんですよね。ご挨拶があって、席を確かめ合って、お互いに気を遣い合って。お茶をお出ししながら、私もできるだけ静かにしていよう、と思っていました。

でもお料理が進むにつれて、だんだん笑い声が聞こえてくるようになりました。廊下を通るたびに、少しずつ空気がやわらかくなっていくのがわかる。デザートをお持ちする頃には、もうすっかり、昔から知り合いだったみたいな雰囲気になっていました。

あの変化していく感じが、私はすごく好きです。

お見送りのとき、ご両親の目を見て

いちばん心に残ったのは、お帰りのときでした。

先を歩くお二人を、ご両親が少し後ろから見ておられたんです。特に何を言うでもなく、ただ見ている。

うれしそうで、誇らしそうで、でもほんの少しだけ、さみしそうにも見えました。

その表情を見た瞬間に、なんだかこちらまで胸がいっぱいになってしまって。この4人の方にとって、今日という日がどれだけ大きい日なのかが、言葉なしで伝わってきた気がしました。

私は、まだそちら側に立ったことがない

私自身は、まだ顔合わせの席に座ったことがありません。

だから今日は、完全に「これから同じ道を通る側」として、あの場にいたことになります。

いつか私も、緊張しながら誰かのご両親にご挨拶をする日が来るのかもしれない。その先には、大切な子どもを授かって、家族をつくって、親になる日が来るのかもしれない。そしてもっとずっと先には——今度は私が、自分の子どもの背中を、後ろから見送る側になるのかもしれない。

今日ご両親が立っていた場所に、いつか自分が立つ。

そう思ったら、今日という日が急に、自分の人生と地続きのものに感じられました。

お客様の人生の大事な一日と、私の人生のこれから。ぜんぜん別のもののようでいて、実はまったく同じ道の、前と後ろを歩いているだけなのかもしれません。

今日という日を、ここで過ごしていただけたこと

うちのお店は、前身のお食事処「一休」から数えると50年になります。

その間、本当にたくさんの家族のハレノヒをお迎えしてきました。お食い初め、七五三、入学、卒業、成人、還暦。以前、20年前にこの店でお食い初めをされた赤ちゃんが、二十歳のお祝いを同じこの店で開いてくださったこともありました。

そのお話を聞いたとき、この店って、家族の時間が一周するのを見届けられる場所なんだな、と思ったんです。

そして今日、また新しい家族が生まれる、その最初の日をここでお迎えすることができました。

今日という日は、今日しかありません。巻き戻すことも、やり直すこともできない一日です。その一日を、うちの畳の上で、うちの器で過ごしていただけたこと。数ある選択肢の中から、このお店を選んでいただけたこと。

本当に、ありがとうございました。

片づけをしながら、その言葉が何度も浮かんできました。

こんな場所であり続けられたら

これから先も、こういう日をたくさんお迎えして、たくさん送り出していけるお店でありたいと思います。

始まりの日を、静かに祝える場所。うれしさとさみしさが混ざった気持ちを、そっと置いていける場所。帰り道に「いいお店だったね」と家族で話してもらえる場所。

そういう場所になれたら、本当にうれしいです。


戸出店には、中庭の緑が見える和室や個室、貸切のできるお部屋がございます。少人数のお顔合わせから、ご親族が集まる大きなお祝いまでご相談いただけます。

お料理のこと、お席のこと、ご予算のこと。「こんな会にしたい」というふんわりしたイメージだけでも大丈夫ですので、どうぞお気軽にお声がけください。アレルギーやお子さまのご同席、記念日のサプライズのご相談も承っています。

大切な一日を、ご一緒させていただけたら幸いです。

19HITOYASUMI 戸出店 山崎